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◇実践:椅子を作る

練習として椅子を作ってみましょう。
この練習では、基本的な操作とよく使う簡単な機能などを覚えることが目的になります。
ややこしい機能や、色を着ける設定は行いません。

とりあえず作ってみれば、操作等は身に付くと思います。
面を合わせるときなどは、正面と側面からきちんと正確な位置を確認して、ズレのないモデルを作ってください。これは重要です。
その他には、面の選択と、ObjectモードとEditモードの切り替えなどに注意して進めてください。


【1】Object mode
右クリックを長押しし、AddからCubeとCylinderを追加して並べます。


【2】Edit mode
Editモードに切り替え、点選択モードでシリンダーの上半分を選択し、削除します。


【3】Edit mode
同じく、キューブのシリンダーと合わさる面を選択し、デリート(Faceを選ぶ)しておきます。


【4】Object mode
Objectモードに戻り、シリンダーをキューブに合わせます。


【5】Object mode
キューブとシリンダーを選択し、ObjectメニューからJoin Objects(Ctr+J)を選び、統合させます。


【6】Object mode
マニュピュレータを表示させてスケールモード(青い四角のボタン)にし、垂直方向に縮小して薄くします。これを座板の元にします。


【7】Edit mode
これだけだとなんか痛そうなので、角を取ります。
Editモードに戻り、全体を選択→Wを押してSpecialメニューを表示させ、Bevelを選択します


【8】Edit mode
マウスを動かすと角から分割されます。適当なところで右クリックを押して決定。


【9】Object mode
Objectモードに戻り、Shift+Dで座板を複製。

【10】Object mode
複製した座板を垂直に立てます。


【11】Object mode
背もたれを6と同じ手順で、今度は縦に引き伸ばします。
引き伸ばしたら移動させて座板にあわせ背もたれにします。


【12】Object mode
最後に椅子の脚を作ります。まずシリンダーを追加して座板の下に合わせます。


【13】Edit mode
適度な大きさに縮小し、Editモードに切り替えシリンダーの底面だけを選択します。


【14】Edit mode
Ed-ホットキーSで、選択した底面だけを適度に縮小します。


【15】Edit mode
Eを押してエクストルードメニューを表示させ、Regionを選択します。


【16】Edit mode
マウスを下に動かすと面が押し出され、支柱ができます。
適度長さに伸ばして左クリックして確定してください。


【17】Edit mode
そのまま選択を解除せず、もう一度Eを押し、少しだけエクストルードします。


【18】Edit mode
同じく底面を選択したままでSを押し、適度に拡大して板を作ります。


【19】Edit mode
選択は解除せず、板に厚みを持たせるため、最後にもう一度少しだけエクストルードします。


【20】Object mode
椅子の完成です。


3DCGのモデリングではこういった人工物などは、基本的に立方体や円柱などの単純な形の図形の組み合わせと変形で作っていくことができます。
また、今回使ったBevelExtrudeなどの機能はかなりよく使うのでよく覚えておきましょう。

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